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​様々な方からの本公演への応援メッセージをご紹介します。

支離滅裂、傍若無人、天衣無縫、言語道断、コロナ退散、プーチン撲滅、北村タムラ

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柄本 ​明 Emoto Akira

1976年劇団東京乾電池を結成。座長を務める。

1998年「カンゾー先生」にて第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。以降、映画賞をさまざま受賞。映画のみならず、舞台やテレビドラマにも多数出演し、2011年には紫綬褒章、2019年には旭日小綬章を受勲した。

『寿歌』は、旅芸人のゲサクとキョウコが、がれきの荒野をさまよってのお話です。彼らはええかげんな芸を見せながら、終末の日々をのんきにしのいでいます。そんな二人の前に、ヤスオと名乗る一人の男が現れます。彼はヤソ(=イエス)であるらしい。旅芸人と神サマの物語です。三人で旅をし、町に行って芸を見せ、ご飯を食べて寝ます。物語はきわめてシンプルかつ軽妙です。バカバカしくも、あらフシギ、なことも起こります。そして生きるとは?への深い悩みと問いがあります。小さい小さいお話ですが、その中に大きな大きな世界が広がります。ひそかに笑いつつ、身を切られるような切なさに涙します。そして舞台にはいつも、透明な風が吹き抜けています。ゲサクもキョウコもヤスオも、地上から少し浮いているような浮遊感があります。だからその世界は、人形劇こそ表現するのにふさわしいとも言えるのです。作家の北村想がゲサクの声を演じるのも初めてです。これは見逃せません。

安住 恭子 Azumi Kyoko

​演劇評論家

くすのき燕

あの「寿歌」が人形劇になる。しかも作者ご本人が声の出演! 

楽しみなんですが、これってずるくないですか?

個人的には「蒼い彗星の一夜」を演ってみたいと思っているんですけどね。

くすのき燕 Kusunoki Tsubame

人形芝居燕屋主宰・国際人形劇連盟日本センター(日本ウニマ)副会長 

2022年の終わりに、初めて人形がうたう「寿歌」ですね。リアカーでさまよう彼らが人間に見せてくれるもの。どこに続くかわからない祝福と滅亡と再生かもしれないもの。今だから見えてくるはずの何か、期待します。

玉木 暢子 Tamaki Nobuko

​国際人形劇連盟日本センター(日本ウニマ)事務局長

ゆめみトランク、ラストラーダの皆さんは昨年1月に私が両足骨折で車椅子に乗ってコンサートをした時のツアーメンバーで、一生忘れない思い出の「チーム徳之島」です!
今回は「寿歌」でまた共演されるとのこと、おめでとうございます。身体に気をつけて千穐楽まで駆け抜けてください。応援しています‼️

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井上あずみ Inoue Azumi

「となりのトトロ」「天空の城ラピュタ」などスタジオジブリ作品の主題歌・挿入歌を歌う。「寿歌」の音楽監督ノノヤママナコ氏とは足かけ30年以上にわたる飲み友達である。

想さんの演技を初めて観たのは想稿銀河鉄道の夜の鳥捕りとケンジの役でした。俳優と言うよりは、それはまぁ見事なペテン師ぶりで、不思議な生活感と胡散臭さとペーソスに溢れておりました。
想さんの演じる旅芸人ゲサク、どんな誑かしを魅せてくれるのかしら、その中に見え隠れする実も楽しみ。きっと最後に降る雪(灰)は透けて見えるかも知れない。

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寺十吾 Jitsunashi Satoru

演出家、俳優。
劇団tsumazuki no ishi主宰。外部舞台作品の演出も多く手掛ける。PARCOプロデュース『桜文』新国立劇場プロデュース『誰もいない国』ワタナベエンターテイメント『関数ドミノ』演劇集団円『ピローマン』など。北村想作品ではsisカンパニーの日本文学シリーズ全作品の演出を担当。

『寿歌』は読むたびに違った表情を見せてくれる戯曲です。ゾッとするぐらい厳しい時もあれば、ひたすらにご陽気な時もあり、寂しそうで堪らない時もあれば、こちらが泣けるくらい優しく温かい時もあります。
『人形劇・寿歌』はきっと見たことのない表情を見せてくれるでしょう。この機を逃す手はないと思います。

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高橋恵 Takahashi Megumi

大阪府出身。劇作家・演出家。「虚空旅団」代表。『誰故草』で第22回OMS戯曲賞大賞を受賞。主な作品にアイホール+岩崎正裕共同製作『フローレンスの庭』など。2009年より2020年まで伊丹想流私塾、想流劇塾マスターコースにて師範を務める。劇場プロデュース公演への書下ろしも多数手がける。

『寿歌』に触れた時、そこは神秘でした。どこまでも続く月面のような荒野にあてもなく旅する三人の姿、何故私が居ないのだろう。虚構とはいえとても羨ましかったのです。振り袖講談『かたり寿歌』を賜った時、ようやっと三人と共に旅が出来ると歓喜しました。『人形劇·寿歌』想さんのゲサク。レジェンド中のレジェンド降臨。もうドキドキが止まりません。

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船戸香里 Funato Kaori

関西小劇場の役者。代表作にひとり芝居『MONO語り 怪人二十面相·伝』『この恋や思いきるべきさくらんぼ』(両作品共に作·北村想)2016年より振り袖講談を開始し「振り袖かを里」としても活躍中。

『寿歌』が人形劇になる。しかもゲサクの<声>は想さんだ。想さんが声優と人形と共演すると聞いて、ステキな演劇的なたくらみに胸が躍った。そうして、心の裡から、じんわりと様々な想いがあふれ出てきた。
人形には表情がない。だが、それゆえに観る者は想像が豊かになる。ゲサクの人形に赤染歌丸が、キョウコの人形に火田詮子、佳梯かこ、川村美智子の貌が重なってくる。
想さんが声優と人形とT・P・O師★団の役者たちと時空を超えて<競演>する。
「寿歌」は、「演劇」は日常の時間を超えた夢の時間をつくり出す。

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小堀 純 Kobori Jun

​無宿編集者

寿歌、昔初めて読んだとき、ばかばかしくたのしいやり取りを追いながらも、なんとも言えない切なさにずっとやられていました。先日のリーディングでキョウコさんを読ませて貰い、とてもとても緊張しましたが光栄でした。人形劇になるなんて、最高です。

鹿目由紀 Kanome Yuki

劇作家・演出家・劇団あおきりみかん

僕の『寿歌』体験は、T.P.O師★団から始まる。劇場を覆い尽くし降りしきる雪。その中を地平線へと消えゆくリヤカー。「ウナ・セラ・ディ・東京」を聴けば今でも鮮やかに蘇るオープニング。まだ演劇を始める前に出会った『寿歌』は、その後の僕に計りきれないほどの影響をもたらした。そしてこれはちょっと自慢だが、僕は座・ウィークエンドでの『寿歌』初演を観ている。

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小熊ヒデジ Oguma Hideji

俳優・演出家・プロデューサー。1985年、てんぷくプロ旗揚げに参加。以降、名古屋を拠点とした演劇活動を続ける。2016年〜2021年、ナビロフトの劇場プロデューサー。同劇場閉鎖後、『寿歌』初演時のリヤカーをお預かりしておりました。

大阪で文楽を見る度に思います。「人形はズルい、人間のできないことができる」。寿歌の人形たちは、どんなことをしてくれるのだろう。「ひょっこりひょうたん島」や「新八犬伝」みたいな夢を見せてくれるのを楽しみにしています。

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桂九雀 Katsura Kujaku

落語家。1979年、桂枝雀に入門。上方落語が低迷期だった1980年代、関西で勢いのあった小劇場演劇に出会い、役者として出演。2005年、落語的手法で見せる演劇「噺劇(はなしげき)」を考案。名古屋では、円頓寺レピリエで、2019年、2021年「名古屋で噺劇」として上演。来年2023年8月にも公演予定。

 初めて「寿歌」を見たのは、演劇と関わりを持つ前、1983年2月、東京·下北沢の本多劇場。その30年後の2013年、「寿歌Ⅳ」のリーディングでゲサクを勤めることになる。

 今年の夏、円頓寺レピリエで、「寿歌」公演をプロデュースするも、関係者のコロナ感染で全公演中止。2024年3月にリベンジ公演決定。

大学生のころ、北海道の小さな劇場で地元アンサンブルが演じる素晴らしい「寿歌」を観た。それから10年経って、なんとか自分が初めてフランスの舞台に立てたとき、演出家に「終末戦争の後の日本人を演じてくれ」と言われ、とにかく必死に動き始めて‥あれ?今、俺「ゲサクどん」だぞ。心も体もあのときのゲサクどんぽい、ゲサク@フランスだ!という体験をした。いつかどこかで観て、知らず知らず自分の骨肉に刻まれた役柄や身の動き、そういう記憶が時を越えて無意識に溢れ出す。これは自分じゃなくて役が、つまり戯曲がスゴイんだなあ、と思った。きっと今まで日本中、いや世界の演劇好きの肝っ玉に繰り返し刻まれて来た「寿歌」。今回も未来の舞台人にぎゅーっと染み込むヤツを、いっちょお願いしまっす!

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沢 則行 Sawa Noriyuki

プラハ在住。演劇+人形劇アーティスト。

「寿歌」役者になりたくて上京した時から、折にふれて観てきた芝居。
この芝居を観た師である故・肝付兼太が、想さんの作品を上演したくて「劇団21世紀FOX」を旗揚げしました。FOXでのこの作品の上演はかなわなかったのですが、この作品が紡ぐ少し不思議で優しく切ない世界は、肝さんが追い続けた北村想さんの世界そのものだったのだと思います。
そんな作品が人形劇になって上演される。とても楽しみです。
子供の頃楽しみに見ていたNHKの人形劇が、放送されるのを待っている時のような感覚を思い出します。
しかも、想さん自ら声の出演をされるという、、、

「声優」北村想。

考えただけで、これまたなんかワクワクしてきました。

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山口勝平 Yamaguchi Kappei

声優・舞台俳優
「名探偵コナン」工藤新一役
「ワンピース」ウソップ 役
「犬夜叉」犬夜叉役

「らんま1/2」早乙女乱馬役
「魔女の宅急便」トンボ役等

11月に自身初の書籍『勝平大百科 50キャラで見る僕の声優史』(主婦の友社刊)を発売

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